施政方針(令和2年3月定例会)

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「5つの輪で進める ふるさと三郷 みんながほほえむまちづくり」を推進

 
 三郷市議会令和2年3月定例会において、木津市長は令和2年度の施政方針を表明しました。その内容についてお知らせいたします。(令和2年3月2日)


はじめに

 
 今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開幕いたします。
 昨年11月に、ギリシャ共和国陸上競技連盟と事前キャンプに係る基本協定を締結しましたので、7月中旬には陸上競技選手団による事前キャンプが本市で行われます。また、三郷市ホストタウン交流実行委員会を設立し、現在、「ギリシャ応援サポーター」を募集しております。
 令和2年度につきましては、市一丸となって東京2020大会を盛り上げ、ギリシャを応援するとともに、更なる地域活性化、魅力向上、そして、子どもたちが未来に向けて大きな夢を抱く取り組みを推進するため、『5つの輪で進める ふるさと三郷 みんながほほえむまちづくり』を掲げ、5つの輪として『安心安全なまちづくり』『東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とした国際化とスポーツの推進』『赤ちゃんから高齢者までのすこやかライフの充実』『拠点とネットワークづくり』『楽しく学べて元気な地域づくり』を最重点・重点施策事業として位置づけ、各施策を着実に実施してまいります。

 

令和2年度予算

 
 令和2年度の一般会計当初予算は、前年度比で2.2%、11億円の増加となる511億円を計上しており、13年連続の増額となります。
 歳入につきましては、計画的なまちづくりによる人口増加に伴い、個人市民税や固定資産税などの増収が見込まれ、市税は前年度比で1.1%、2億4千万円ほどの増加となる約217億6千万円を計上し、歳入全体に占める割合は42.6%となります。
 歳出につきましては、5つの最重点・重点施策を中心に、様々な施策を盛り込んだ積極的な予算といたしました。
 

「安心安全なまちづくり」への取り組み

 
 それでは最重点・重点施策につきまして、主な内容を申し上げます。
 まず、『安心安全なまちづくり』についてでございますが、「地域の防災・災害対応力醸成事業」では、災害時の対応強化に向け、地域防災計画の改訂及び組織機構の改善を図るとともに、避難行動要支援者名簿の関係者への提供や、町会・自治会への個別計画の策定支援により、共助を推進してまいります。また、中小企業に対しても、事業継続計画、いわゆるBCPの普及に努めるなど、防災力の向上に取り組んでまいります。
 「災害に強いライフライン・インフラの整備事業」では、三郷市国土強靭化地域計画を策定し、災害に強いまちを目指してまいります。また、災害時においても市の業務を継続させるために、市役所本庁舎の耐震・長寿命化を引き続き進めるとともに、AIやRPAなどの最新技術の導入を検討してまいります。さらに、安全で安定した水道水を供給するために、災害に強い配水管への更新を行うとともに、北部浄水場の浸水対策工事を実施し、浄水場の強化を図ります。
 「災害に備えた河川改修・排水対策事業」では、大場川下流排水機場に対し、毎秒15トンのポンプ増強を行い、排水能力を約1.8倍へと向上させます。また、下第二大場川の改修を進めるとともに、老朽化した橋りょうを順次、補修し、安全性をより高めてまいります。
 

「東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とした国際化とスポーツの推進」への取り組み

 
 次に『東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とした国際化とスポーツの推進』についてでございますが、「オリンピック・パラリンピック関連事業及びホストタウン推進事業」では、事前キャンプにおいて、おもてなしの心を持ってギリシャ選手団を迎え入れるとともに、市民との交流を実施してまいります。また、大会への気運醸成及びスポーツの普及・啓発を目的として、7月8日の聖火リレー通過を踏まえ、7月4日から12日まで、オリンピック聖火トーチ展を開催するとともに、オリンピアン等によるスポーツ教室、ギリシャ共和国や本市出身の選手が出場する試合のパブリックビューイング、競技観戦や競技体験を行うコミュニティライブサイトを実施します。さらに、東京2020大会後もホストタウン交流を通じて友好的な関係を続け、国際友好都市の締結を目指してまいります。また、市内商工業者と連携し、ホストタウン事業の更なる活性化に取り組んでまいります。
 「グローバル社会に適応できる人材の育成事業」では、ギリシャ共和国との国際交流やALTの増員を行い、子どもたちが外国語に親しみ、グローバル社会に適応できるよう、育成環境を整備してまいります。また、英語学習のきっかけづくりとして、小学生を対象に、英検の検定料を補助いたします。
 「スポーツ健康都市宣言30周年を契機としたスポーツ推進事業」では、スポーツ健康都市宣言30周年及び東京2020大会を契機として、更にスポーツに親しむ気運醸成を図るため、スポーツ事業に30周年記念の冠を付けるなど、市民のスポーツや健康への関心が高まる取り組みを実施してまいります。
 「ギリシャカラーで彩るホストタウンガーデン事業」では、市内各所にギリシャカラーである青と白の花を植え、事前キャンプを歓迎するとともに、景観や環境への啓発に取り組んでまいります。
 「持続可能な社会の実現に向けた事業」では、SDGsの理念に基づいた事業を実施し、市民の環境意識の高揚を図るとともに、ギリシャ選手団や観光客に、環境問題に取り組んでいることをPRしてまいります。


赤ちゃんから高齢者までのすこやかライフの充実」への取り組み

 
 次に、『赤ちゃんから高齢者までのすこやかライフの充実』についてでございますが、「安心して子どもを預けられる環境の整備及び子どもの居場所づくり事業」では、「第2次みさとこどもにこにこプラン」に基づき、民間保育施設を支援して480名分の受入れ枠を拡充してまいります。また、児童クラブの充実を図るほか、子ども食堂など、「子どもの居場所」づくりの活動を支援してまいります。
 「妊娠期から子育て期にわたるサポート事業」では、妊娠期から子育て期までの様々なニーズに対して、子育て支援ステーション『ほほえみ』が窓口となり、医療機関等と連携を図りながら支援を行ってまいります。特に、産後ケアを強化し、出産後の母子に対する心身のケアや育児支援を行います。また、幼児向けのレシピ集を作成し、健康的な食生活を推進いたします。
 「生活習慣病予防・健康促進事業」では、生活習慣病の重症化リスクの高い方への健診の受診勧奨や保健指導、子育て期の母親が受診しやすい環境整備など、生活習慣病の重症化予防を図ってまいります。さらに、ウォーキングの促進や都市型ヘルスツーリズム事業などを通じて、健康長寿に取り組んでまいります。
 「障がい者応援事業」では、障がい者相談支援事務所を1箇所増設し、障がいのある方が安心して暮らせる環境づくりを行ってまいります。また、特別な支援が必要な児童・生徒に対し、学校に補助教員を配置し、個々に応じた補助指導を行ってまいります。
 「高齢者の介護予防事業」では、高齢者の認知症対策やフレイル対策を推進してまいります。また、健康増進に向け、配食見守りサービスに低栄養予防のためのメニューを加えてまいります。


拠点とネットワークづくり」への取り組み

 
 次に、『拠点とネットワークづくり』についてでございますが、「(仮称)三郷流山橋の早期整備及びスマートインターチェンジ整備事業」では、令和5年春頃の(仮称)三郷流山橋の供用開始と、国から準備段階調査の採択を受けた常磐自動車道三郷料金所スマートインターチェンジのフルインター化の事業化を進めてまいります。
 「南部地域の拠点整備事業」では、市の南部地域に、防災やコミュニティ機能を備えた施設の整備を行ってまいります。
 「みさと団地エリア多世代交流複合施設整備事業」では、北公民館・北児童館・たちばな保育所の跡地に、幅広い年代の方が交流できる多世代交流複合施設の整備を進めてまいります。
 「市内交通ネットワークの検討と都市計画道路整備事業」では、モビリティ・アズ・ア・サービス、いわゆるMaaSの概念を取り入れながら、公共交通網の評価や、快適な移動サービスの検討を行ってまいります。また、都市計画道路駒形線について、引き続き、整備を進めてまいります。
 「三郷中央エリアにぎわい創出事業」では、三郷中央におどりプラザと、におどり公園を一体化させた事業を実施してまいります。また、駅前交通広場の更なる利便性向上を検討するとともに、引き続き、三郷中央地区でイベントを実施し、にぎわいを創出してまいります。

楽しく学べて元気な地域づくり」への取り組み

 
 次に、『楽しく学べて元気な地域づくり』についてでございますが、「地域資源を活かした観光・農業推進事業」では、一般社団法人三郷市観光協会における新規事業や収益事業の開発・展開について、酒販免許の取得等を含め、運営を支援してまいります。また、スポーツ、食、癒しなど、健康に係る様々な分野を地域資源と結びつけたヘルスツーリズムを展開し、新たな観光資源の創出を検討してまいります。さらに、農業振興として、新特産品の産出や観光農園への支援、即売農家のマップ作製、都市型農業の経営や法人化等に関するセミナーの開催など、農業経営・生産支援を実施してまいります。
 「小中学校の屋内運動場・特別教室のエアコン整備事業」では、県内の先進的取り組みとして、今年度より実施している市内全小中学校の屋内運動場と特別教室へのエアコン設置を完了させるとともに、災害の際に停電してもエアコンを稼働できるよう、一部施設に自立型電源を設けます。
 「日本一の読書のまち推進事業」では、全国家読ゆうびんコンクールによるギリシャ共和国との交流や、秋の読書まつり、文学講演会の開催など、本を通して市民の交流・ふれあいに繋がる事業を実施してまいります。また、市が所蔵する図書を市全体で活用するため、ラッピングカーで市内を巡回し、様々な場所に本を届ける「旅する みさとブックライブラリー事業」を実施してまいります。
 「産業誘導に向けた支援及び雇用の創出事業」では、三郷北部地区土地区画整理事業を支援し、流通・工業系の産業誘導を図ります。

むすびに

 今後におきましても、常にスピード感を持ち、市民感覚と経営感覚を大切にしながら、令和2年度が計画の終期となります「第4次三郷市総合計画」の総仕上げを行うとともに、「ふるさと三郷 みんながほほえむまちづくり」をさらに推進してまいりますので、議員各位のご理解とご協力を切にお願い申し上げ、施政方針といたします。