施政方針(平成29年3月定例会)

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「きらりとひかる田園都市みさと
 ~人にも企業にも選ばれる魅力的なまち~」を目指して

 三郷市議会平成29年3月定例会において、木津市長は平成29年度の施政方針を表明しました。その内容についてお知らせいたします。(平成29年3月1日)


はじめに

 本市は、昭和47年5月3日の市制施行から本年で45周年という記念すべき節目の年を迎えます。

 これまで続いてきた三郷市の発展をさらに飛躍させていくため、「きらりとひかる田園都市みさと~人にも企業にも選ばれる魅力的なまち~」 の実現を目指し、これまで以上に魅力あるまちづくりを進めてまいります。
 我が国は、人口減少や高齢化などの課題に直面しておりますが、現在、本市の人口は、毎月約100人の出生があるなど、13万9千人を超えております。
 今後の市政運営にあたりましても、地域資源の効果的な活用を図りながら、まちづくりを進めてまいります。
 また、これまで、みさとシティハーフマラソンにおけるスポーツ交流などを通じて、ギリシャ共和国との関係を築いてまいりましたが、その成果の一つとして、平成28年6月に2020年東京オリンピック・パラリンピックにおけるギリシャ共和国のホストタウンに本市が登録されたところでございます。
 来る2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機として、ギリシャ共和国との更なる信頼関係を築きながら、本市の可能性を市内外に広めてまいります。

平成29年度予算

 平成29年度の一般会計当初予算は、前年度と比較して2億9千万円の増加となる459億1千万円を計上しており、10年連続の増額となります。
 歳入につきましては、人口増加により個人市民税が増収になることに加え、土地区画整理事業の進展により固定資産税も増収となる見込みとなっております。
 市税は前年度と比較して5億4百万円増加し、209億円を超え、歳入全体に占める割合は45.6%になりました。
 歳出につきましては、「スポーツ・健康対策事業」「災害対策事業」を最重点事業とし、その他、都市基盤の充実、治安対策、生活環境整備、子育て、教育、福祉保健医療など、様々な重点施策を盛り込んだ、積極的な予算といたしました。
 

最重点施策

 それでは最重点施策につきまして、主な施策を申し上げます。

 「スポーツ・健康対策事業」では、上口調節池を活用した公認陸上競技場について、全天候舗装400メートル ブルートラックや、投てき対応人工芝によるインフィールドを整備するとともに、公認陸上競技場としては、県内3ヶ所目となる大型映像装置を整備いたします。
 また、本市は昨年6月にギリシャ共和国のホストタウンに登録されたことから、ギリシャ共和国との文化交流イベントを実施するほか、小中学生を対象としたJOCオリンピック・パラリンピック教室や、オリンピック出場経験アスリート等を講師に招いたスポーツ教室を開催してまいります。
 「災害対策事業」では、地震や風水害など、各地で甚大な被害が発生していることから、食糧、飲料水、土のう袋等を備蓄するとともに、簡易トイレについても指定避難所において、3日分の備蓄を予定しており、災害時の備蓄品整備を強化してまいります。
 また、彦成川、下第二大場川などの河川の改修工事や水路改修工事のほか、排水機場ポンプなどの更新工事を進めるなど、治水対策を強化してまいります。
 なお、国の地方創生の取組みとして、地方創生推進交付金及び地方創生拠点整備交付金が創設されたところであり、本市におきましては、「みさとウェルネスサポート 働く力・育てる力創出事業」「日本一の読書のまち三郷 一人ひとりが活躍できる読書でつなぐ育成の拠点づくり」の2事業の関連予算を平成28年度一般会計補正予算として上程しており、新年度予算と一体的に取り組んでまいります。
 

「安全でいつも安心して住めるまちづくり」への取り組み

 治水対策に関する取組みにつきまして、「総合治水計画」の基礎資料となる水路現況調査を引き続き実施するとともに、調査実施済みの地区におきまして、「排水基本計画」の見直しを行ってまいります。
 建築物の耐震化では、説明会や個別訪問などを実施し、木造住宅の耐震診断、耐震改修及び分譲マンションの耐震診断を促進してまいります。
 消防体制の充実につきましては、大規模災害及び複雑・多様化する各種災害に対応する職員育成のため、消防訓練塔の整備を行ってまいります。
 消防活動の推進につきましては、引き続き、住宅用火災警報器の設置率向上を目指し、普及設置推進モデル地域事業を実施するほか、小学生から中学生へ継続した救命講習を行い、命をつなぐまちづくり事業を展開してまいります。また、AEDの設置空白地を埋めるため、コンビニエンスストア等への配置を増やしてまいります。
 消防団の充実強化につきましては、引き続き、機械器具置場の整備や消防団サポーター事業、少年消防クラブの拡充を行うとともに、消防団の装備、資機材の充実、強化に努めてまいります。
 放射能対策につきましては、東日本大震災による原発事故からおよそ6年が経過したところでありますが、引き続き、空間放射線量の測定や給食及び農作物等の放射性物質測定を実施してまいります。
 防犯対策につきましては、地域と連携した防犯活動の充実を図るため、防犯ステーションを拠点とした防犯活動を推進するとともに、吉川警察署と連携し、犯罪の抑止に努めてまいります。また、空き家対策につきましては、三郷市空家等対策計画策定を目指してまいります。
 消費生活対策につきましては、悪質商法の被害を防ぐため、消費生活センターを中心とした相談業務や出前講座などの啓発事業を実施してまいります。
 また、悪質商法や振り込め詐欺抑止に有効とされる、通話録音機器の無償貸与を引き続き実施いたします。

「水と緑を大切にした環境にやさしいまちづくり」への取り組み

 公共下水道事業につきまして、高州・東町・鷹野・谷口地区の整備を推進してまいります。
 また、平成32年度から下水道事業の地方公営企業会計へ移行できるよう取り組んでまいります。
 河川等の水質改善を図る事業として、市街化調整区域における合併処理浄化槽への転換促進、浄化槽の適正管理の普及啓発を引き続き実施してまいります。
 また、ふるさとの川水辺の再生事業として、原風景きらりとひかるホタル再生事業を実施するなど、水と緑を大切にした環境に優しいまちづくりに取り組んでまいります。

「都市基盤の充実した住みやすいまちづくり」への取り組み

  地域特性に応じた土地利用といたしまして、交通利便性の高い三郷インター南部南地区での土地区画整理事業による基盤整備を推進し、産業の活性化に資する土地利用を進めてまいります。
 運動施設の整備といたしましては、半田運動公園の改修を進めてまいります。また、公園施設長寿命化計画に基づき、早稲田公園のプール改修及び遊具更新に向けた取組みを行ってまいります。
 三郷南インターチェンジ周辺エリアの二郷半用水緑道整備につきましては、地方創生推進交付金を活用し、照明灯設置工事を実施いたします。また、当該エリアにおけるウオーキング機会の創出を図るためのアプリを開発してまいります。
 都市計画道路につきましては、交通の円滑化、アクセスの強化を図るため、駒形線及び新和高須線の整備を引き続き進めてまいります。
 また、三郷料金所スマートインターチェンジの機能拡充につきましては、大型車の通行を可能とするため、国土交通省をはじめ関係機関と連携し、実現化を進めてまいります。
 さらに、埼玉県が事業化している(仮称)三郷流山橋の架橋及び三郷流山線の早期開通について、引き続き埼玉県、国に要望してまいります。
 市の景観形成の推進につきましては、啓発活動といたしまして、公募した市内景観について、景観賞の表彰を実施いたします。また、表彰された景観をパネルにし、市内各施設においてパネル展示を予定しております。
 三郷中央地区交流施設整備等事業といたしまして、平成28年12月19日に事業者の募集を行いました。平成29年度は入札公告後のスケジュールに沿って事業を進めてまいります。
 橋梁の老朽化対策といたしましては、地域道路網の安全性を確保するため、「橋梁長寿命化修繕計画」に基づき、補修工事を引き続き実施してまいります。
 なお、公共施設の保全・管理につきましては、「三郷市公共施設等総合管理計画」に基づき、安全で快適な施設の利用環境の維持に一層努めてまいります。
 また、市役所本庁舎につきましては、耐震診断の結果、新耐震基準のIs値0.6を満たしておりましたが、地震後の業務継続等を考慮して更なる耐震性能の向上を図ってまいります。
 交通政策といたしましては、地域公共交通網形成計画を策定し、バス交通などの公共交通機関の利便性向上と利用促進に努めてまいります。

「魅力的で活力のあるまちづくり」への取り組み

 商業の振興といたしまして、中小企業者に対する制度融資の利用促進、新製品・新商品開発や経営力の強化のための補助制度「がんばろう!企業応援事業補助金」の利用拡大、及び市内で起業を目指すかたへの支援に努めてまいります。
 また、市内商店の特色PR冊子の作成や、商店会連合会、各商店会に対する振興イベントへの補助及び、街路灯電気料の補助を実施し、市内経済の活性化に努めてまいります。
 農業振興につきましては、農業が将来にわたり地域の産業として成り立つよう、農業経営の基盤強化に資する支援を実施してまいります。
 また、小松菜に続く特産品の開発に向け、新たに「チャレンジ農業支援事業」を実施いたします。話題性や収益性、加工食品への展開力などを備えた魅力ある作物を見出すべく、農業者との対話を深めながら、農業の活性化に取り組んでまいります。
 雇用対策につきましては、新規参入企業による雇用創出を進めるとともに、市内企業による合同企業面接会や短期職業体験プログラム・ジョブシャドウイングを開催し、就業支援や将来の労働人材育成に取り組んでまいります。
 また、埼玉県等と協働で若者の自立支援を行うとともに、若年者に対する就労支援を強化するなど新たな働き手の創出に努めてまいります。
 観光の振興につきましては、本市への訪問者数の増加と都市イメージ向上のため、三郷の名産品開発への支援や、「misato style」「BIG盆」「みさとサマーフェスティバル花火大会」などの特色あるイベントに対して支援を実施してまいります。
 さらに、市内観光資源の魅力と、新たな観光情報誌の発刊、観光情報ポータルサイトの活用により、広く市内外へ発信してまいります。
 シティセールスの推進につきましては、インバウンド誘致等を見据え、沿線主要駅及び電車内の電子看板(デジタルサイネージ)にて、三郷市プロモーション動画を放映し、三郷市の認知度やイメージの向上を図ってまいります。

「人が育ち活躍できるまちづくり」への取り組み

 日本一の読書のまち三郷の推進につきまして、本市の読書活動応援団長である柳田邦男氏のご協力を引き続きいただくとともに、「日本一の読書のまち三郷推進計画」に基づき、関係行政や関係団体等との連携を深め、乳幼児から高齢者まで市民総ぐるみの読書活動を推進してまいります。
 また、読書環境の整備といたしましては、地方創生拠点整備交付金を活用し、障害のあるかたへのサポートとして、3ヶ所の図書館カウンターには磁気ループの設置と、音声ガイダンス対応の端末を備えた視聴覚ブースを設置いたします。さらに、誰もがいつでもどこでも読書に親しめるよう電子図書館を構築してまいります。
 学校教育の充実といたしましては、「第2期学力向上5カ年計画」に基づき、「できる授業の実践」「わかる補充学習の充実」「家庭学習の習慣化と充実」「授業規律の徹底」「教員の指導力向上」の5つの柱を中心に、児童生徒の学力向上に向けて取り組んでまいります。
 学校施設整備につきましては、施設環境の改善及び耐震性を高めることを目的として、新和小学校及び早稲田中学校の屋内運動場の改修工事を実施いたします。
 また、体育館施設整備事業につきましては、総合体育館の大規模改修に向けた、設計業務委託を実施してまいります。
 生涯学習の推進につきましては、市民がライフステージなどに応じて主体的に学ぶことができるよう、生涯学習の機会の充実に努めてまいります。また、「親の学習」事業などを通じ、家庭の教育力の向上を図ってまいります。
 青少年健全育成の推進といたしましては、自然体験活動や交流事業を実施し、次世代リーダーの育成を図ってまいります。
 人権意識の高揚につきましては、差別のない社会の実現に向けて、昨年12月に施行された「部落差別の解消の推進に関する法律」に基づき、お互いの人権を尊重し合う社会を築くため、より一層教育・啓発を推進してまいります。

「健やかで自立した生活を支え合うまちづくり」への取り組み

 健康推進施策といたしまして、本年2月に策定いたしました、第2期三郷市健康増進・食育推進計画「すこやかみさと」に基づき、歩数計等を利用して歩数でポイントを付与する健康マイレージの導入や手軽で簡単に作れる健康朝食レシピの作成、胃がん検診におけるピロリ菌検査の導入等、市民一人ひとりの健康づくりを支援してまいります。
 また、埼玉県との連携により、早期不妊検査費及び治療費の一部助成を開始いたします。なお、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行う子育て世代包括支援センター(母子保健型)の設置に向けた準備を進めてまいります。
 また、平成26年度から実施しております、国民健康保険加入者を対象とした、人間ドック受診費用の助成や生活習慣病重症化予防対策事業を引き続き実施してまいります。
 子ども・子育て支援施策といたしましては、近年の子育て世代を含む転入者の増加による、多様な子育てニーズを踏まえ、「みさとこどもにこにこプラン」に基づいて、保育施設における「安心・安全の保育」や多子世帯に対する保育料軽減を引き続き実施してまいります。また、子育て相談業務の充実、保育士確保のための宿舎借り上げ事業の拡充や事業所内保育事業の認可など「子育てに優しいまちづくり」の推進に努めてまいります。
 さらに、安全で良好な保育環境の整備を図るため、公立保育所を順次改修し、併せて施設の長寿命化を図ってまいります。
 高齢者施策といたしましては、平成30年度からの「第7期三郷市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」の策定を進め、高齢者をめぐる現状と課題を的確に把握し、介護保険事業へ反映してまいります。また、今年度から始まる介護予防・日常生活支援総合事業について必要なサービスを進めてまいります。
 シルバー元気塾は、今年20年目を迎えることとなりました。これからも、より多くのかたに参加していただけるよう、関係機関と連携し、推進してまいります。
 地域包括ケアシステムの構築を進めるため、6ヶ所に増えた地域包括支援センターの機能の充実を図ってまいります。また、認知症専門の医師や介護職などからなる「認知症初期集中支援チーム」の推進及び認知症のかたや家族も安心して集える、「認知症カフェ」の充実を図ってまいります。
 「ほっとサロン・いきいき」など地域の見守り拠点における、市民の支え合い活動に対しても、引き続き支援をしてまいります。
 災害時に避難支援を要する避難行動要支援者の名簿提供、個別計画の作成について、町会等と協定を結び、災害時の避難支援の協力体制を強化してまいります。
 また、新たに委嘱された民生委員・児童委員の活動を支援し、安心して生活できる地域づくりを目指してまいります。
 障がい者施策につきましては、4月1日に施行されます「三郷市こころつながる手話言語条例」の周知・啓発活動を充実させ、手話への理解と普及促進と環境整備を推進してまいります。引き続き、障がい者の生活と就労・定着の充実を目指し、支援体制の強化を図ってまいります。

むすびに

 これら6つのまちづくり方針を確実に実現するために、「三郷学の推進」「地域力の醸成」「参加と協働のしくみづくり」「行財政基盤の強化」の4つの経営方針について、横断的な視点を持ちながら推進してまいります。
 新年度は国からの交付金を受けて、さらに「三郷市版総合戦略」による地方創生を加速させる年度となります。「きらりとひかる田園都市みさと~人にも企業にも選ばれる魅力的なまち~」の実現に向け、財政基盤を強化し、各種施策に取り組んでまいります。

 さて、本市は市制施行45周年を迎えるにあたり、5月21日に三郷市文化会館におきまして、記念式典を開催いたします。これまで三郷市を支えていただいた方々に敬意を表すとともに、これからの三郷市の成長や魅力を市内外へ発信し、さらに選ばれるまちを目指してまいります。