
ママと赤ちゃんの栄養バランス
妊娠期・授乳期は食生活を見直すよい機会です。
食生活そのものを見直し、ライフスタイル全般を見直しましょう。
<食生活を見直す5つのポイント>
ポイント① 1日3食おいしく食べていますか?
妊娠中は十分なエネルギーと栄養素が必要ですが、
食事を抜くと不足してしまいます。
1日3回の食事と間食(おやつ)で満たしていきましょう。
毎日一定の時間に食事ができるとよいですね。
ポイント② ご飯やパン、めん類など主食をしっかりとっていますか?
主食は主に炭水化物を含み、体を動かすエネルギー源になります。
食事は主食を中心に、必要なエネルギーをしっかりとりましょう。
ポイント③ 肉や魚、大豆製品をバランスよく食べていますか?
赤ちゃんのからだをつくったり、ママの健康維持に欠かせないたんぱく質は
肉や魚、大豆製品などからバランスよく摂りましょう。
※妊娠初期にはビタミンAの過剰摂取に気を付けましょう。

ポイント④ 体重を気にしすぎていませんか?
妊娠前の体格により、望ましい増加量の目安が示されています。赤ちゃんとママにとって十分な体重増加を目指しましょう。
十分な体重増加は、産後の慣れない育児を支える体力や母乳の分泌などに必要です。
ポイント⑤ 塩味が濃いめではありませんか?
減塩に挑戦してみましょう!
最初は物足りなく感じるかもしれませんが、薄味に慣れておくことで離乳期や幼児期の食事作りに役立ちます。
◎赤ちゃんが健やかに成長し、お母さんも元気にすごすために役立つ「妊産婦のための食生活指針」◎
・妊娠前から、健康なからだづくりを
・「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと
・不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと
・からだづくりの基礎となる「主菜」は適量を
・牛乳・乳製品などの多様な食品を組み合わせてカルシウムを十分に
・妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
・母乳育児も、バランスのよい食生活の中で
・たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう
・お母さんと赤ちゃんの健やかな毎日は、からだに心とゆとりのある生活から生まれます
(参照:厚生労働省 妊産婦のための食生活指針-「健やか親子21」推進検討会報告書ー(食を通じた妊産婦の健康支援方策研究会)(平成18年2月)より)

≪妊娠期の食事レシピ≫
【あさりの炊き込みご飯(4人分)】
●雑穀は、ビタミンB1・鉄・マグネシウム・食物繊維を含んでいます。
●干ししいたけのビタミンDは、カルシウムの吸収を助けます。食物繊維も豊富です。
●あさりは、鉄・ミネラルを多く含み、貧血予防になります。
●ごまは香りづけになるため薄めの味つけでも大丈夫。
●缶詰を使うことで簡単で、生のあさりよりも鉄が豊富に摂れます。
【かぼちゃのそぼろ煮(2人分)】
●7~9か月頃の離乳食(その場合、砂糖・みりんはなし)
●鶏ひき肉は炒めて臭みを消す。
●かぼちゃには赤ちゃんの成長、発育に大切なビタミン類が多く含まれています。
【野菜のパンケーキ(10個分)】
●9か月以降(手づかみ食べの時期)いっぺんに口に入りきらない大きさで。
●大さじ2杯のスキムミルクで、120ccの牛乳と同じカルシウム量が取れます。
●野菜も摂ることができます。
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