水道事業のあゆみ

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はじめに

水道事業計画以前の生活用水

 三郷市は、江戸川と中川の沿岸流域の低湿地帯に開かれた都市で、遠い昔は奥東京湾の海底にありました。地質は沖積層で、市内に小河川が多く伏流水が豊富で、大正期の江戸川沿いには清水の噴出井が多くありました。従来、住民は、このきれいな自然水を生活用水として利用し、井戸においても僅かの掘削で良質・豊富な水を得ることができました。
 ところが、市勢が急激に発展し、人口も増加し産業が活発になるにつれて、井戸は次第に汚染され水位が下がって枯れ始める井戸が続出しました。
 また、排水が極めて悪いため、生活環境も非衛生的になり、井戸水飲料による消化器系の伝染病が多く発生し、環境衛生の面から水道布設が叫ばれました。その他、火災発生時などにおいても、水の確保が難しく消火作業の効率が悪かったようです。
 このような状況のため、村議会(彦成村)において、彦成地区に2ヶ年継続事業の簡易水道布設事業が議決されました。

水を手で受ける