帯状疱疹について
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぼうそう(水痘)と同じウイルスが原因で起こります。多くの人が子どもの時に感染した水ぼうそうが原因で発症すると言われています。水ぼうそうが治った後もウイルスは生涯にわたって体内(神経節)に潜伏します。その潜んでいたウイルスが、過労やストレスなどにより免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、皮膚に帯状疱疹を発症することがあります。そのため、帯状疱疹はヒトからヒトへ感染しないとされています。
帯状疱疹の発症は50歳以上に多く、約7割を占め、80歳までに約3人に1人が経験すると推定されています。
症状
顔や身体に痛みのある赤い斑点と小さな水ぶくれができるのが特徴です。
発症すると、はじめにピリピリ・チクチクといった神経性の痛みが起こります。その後、体の片側に発疹や水ぶくれが生じ、帯状に広がります。個人差がありますが、症状は痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続くと言われています。
予防するためには
帯状疱疹は免疫力が低下することで発症します。帯状疱疹になりにくい身体づくりをするために、次のことを意識して規則正しい生活を送り、免疫力を高めましょう。
1.バランスの良い食事をとる
2.睡眠をきちんととる
3.適度に身体を動かす
ワクチンについて
帯状疱疹の予防のためのワクチンは、50歳以上のかたが受けることができます。ただし、帯状疱疹は法令に定められた定期接種の対象疾病ではないため、ワクチンを接種する場合は、任意接種(全額自己負担)となります。接種費用は医療機関ごとに定められていますので、接種を希望する場合は直接医療機関にご相談ください。
ワクチン名 |
乾燥弱毒生水痘ワクチン 「ビケン」(生ワクチン) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン 「シングリックス」(不活化ワクチン) |
接種回数 | 1回 | 2回 |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
予防接種による健康被害救済制度について
帯状疱疹ワクチンの予防接種は任意接種のため、接種後に健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済となります。詳しくは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構にお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先
健康推進課
〒341-8501 埼玉県三郷市花和田648番地1
健康づくり係 電話番号:048-930-7771
地域保健係 電話番号:048-930-7772
健診予防係 電話番号:048-930-7773
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更新日:2023年08月22日