高齢者・子どもの熱中症には特に注意を!
高齢者・子どもは特に注意が必要です
高齢者が熱中症になりやすい理由
1.体内の水分が不足しがち
高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ないうえ、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。
2.暑さに対する感覚機能が低下
加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。
3.暑さに対する体の調節機能が低下
高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時でも若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。
高齢者の熱中症対策
1.「気温や湿度計を」計って知ろう
気温・湿度計、熱中症計などを活用し、今いる環境の危険度を知りましょう。
2.「室内を」涼しくしよう
日差しの少ない室内でも、高温多湿・無風の環境は熱中症の危険が高まります。冷房や除湿器・扇風機を適度に利用し、涼しく風通しの良い環境で過ごしましょう。
3.「水分を」計画的にとろう
のどが渇く前に定期的に水分補給をしましょう。キュウリやナスなど、水分を多く含む食材を、食事に取り入れてもよいでしょう。
4.「お風呂や寝るときも」注意しよう
入浴時や就寝中にも体の水分は失われ、気づかぬうちに熱中症になります。入浴前後に十分な水分補給をしたり、寝るときは枕元に飲料を置くとよいでしょう。
5.「お出かけは」体に十分に配慮しよう
外出時は、体への負荷が高まることに加え、汗で水分が失われたり、日差しや熱の影響を受けやすくなります。服装の工夫の他に、水分や休憩を十分とって体を守りましょう。
子どもが熱中症になりやすい理由
1.体温調整機能が未発達
汗をかく機能が未熟で、暑さを感じてから汗をかくまでに時間がかかり、体温を下げるのにも時間がかかってしまうため、体に熱がこもりやすくなります。
2.周囲の環境を受けやすい
体重に比べて体表面積が広い分、外気温の影響を受けやすくなります。また、身長が低いため、地面からの照り返しの影響を強く受けます。
3.子ども自身では予防できない
屋外で遊んでいると、その楽しさに夢中になってしまい、身体に異変が起きていても気づかないことがあります。
子どもの熱中症対策
1.水分を多めにとろう
新陳代謝が活発なため汗や尿として体から出ていく水分が多く、脱水を起こしやすいため、水分を多く含む食事や、定期的な水分補給を心がけましょう。
2.熱や日差しから守ろう
熱のこもらない素材や薄い色の衣服を選んだり、日光を遮る帽子などを身につけましょう。
3.地面の熱に気を付けよう
背が低かったり、ベビーカーの利用などで大人より地面に近い環境で過ごすことが多く、地表から熱を受けやすくなります。子どもの高さの気温や湿度を気にかけましょう。
4.暑い環境に置き去りにしないようにしよう
乳幼児は自分の力で移動することができないので「寝ているから」「ちょっとの時間だから」と放置することは危険です。特に、車内に置き去りにすることは絶対にやめましょう。
5.室内遊びも油断しないようにしよう
日差しが少ない屋内では大丈夫だろうと油断しがちです。屋外と同じ対策を意識しましょう。
出典:熱中症について学ぼう:こんな人は特に注意!(熱中症ゼロへ)
家族等の周囲の方の声掛けが重要となります!
【周囲の方が注意する観察ポイント】
「体調」:元気か、食欲はあるか、熱はないか、脇の下・口腔の乾燥具合
「環境」:日常の過ごし方、部屋の温度や湿度、風通し、換気、日当たり
【高齢者の場合】
高齢者の方は自分で暑さやのどの渇きに気づきにくいうえ、体調の変化も我慢してしまうことがあります。周りの人が体調をこまめに気にかけ声をかけましょう。
【子どもの場合】
暑さや体の不調をまだ自分の言葉で十分に訴えることができないため、服装や摂取するものによる暑さの調節がうまくできません。汗や体温、顔色や泣き方など注意しましょう。
また、遊びに夢中になると、喉の渇きや気分の悪さ等熱中症のサインに気づくのが遅くなります。周りの方が見守り、休憩や水分補給を勧めましょう。
救急時の応急処置

出典:みんなで見守り「子どもの熱中症」を防ぎましょう(こども家庭庁)
問い合わせ先
健康推進課 地域保健係
048-930-7772(直通)
この記事に関するお問い合わせ先
健康推進課
〒341-8501 埼玉県三郷市花和田648番地1
健康づくり係 電話番号:048-930-7771
地域保健係 電話番号:048-930-7772
健診予防係 電話番号:048-930-7773
ファックス:048-953-7096
お問い合わせフォーム
更新日:2024年07月30日