熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラート

更新日:2024年04月24日

ページID : 0261

熱中症警戒アラートとは?

気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずる恐れがある場合で熱中症の危険性に対する気づきを促すアラートです。

具体的には、暑さ指数(WBGT)33を超える場合に「熱中症警戒アラート」が発表されます。

なお、このアラートは、前日の17時頃と当日の朝5時頃に、最新の予測値をもとに都・県単位で発表されます。

熱中症特別警戒アラートとは?

気温が特に著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずる恐れがある過去に例のない広域的な危険な暑さで熱中症の危険性に対する気づきを促すアラートです。

具体的には、暑さ指数(WBGT)が35を超える場合に「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。

なお、このアラートは、前日の14時頃に最新の予測値をもとに、都・県単位で発表されます。

熱中症の注意喚起について

  • 環境省が発表する暑さ指数(WBGT)が31以上の場合、防災無線・ホームページ・メール配信サービスで周知します。
  • さらに、暑さ指数(WBGT)が35を超える「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合は、市内公共施設にて「熱中症特別警戒アラート発令中」を表示し、「クーリングシェルター」を開設します。

クーリングシェルター

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)とは、人間の熱バランスに影響の大きい

  • 気温
  • 湿度
  • 輻射熱

の、3つを取り入れた温度の指標です。

暑さ指数(WBGT)が28℃(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加します。

熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートが発表されたら

外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう

  • 熱中症を予防するためには、暑さを避けることが最も重要です。
  • 不要不急の外出はできるだけ避けましょう。
  • 昼夜を問わず、エアコン等を使用して部屋の温度を調整しましょう。
  • 屋外の場合は、建物や木陰など、日差しを遮ることができる場所に移動しましょう。移動ができない場合には、日傘や帽子を活用して日差しを遮りましょう。

熱中症のリスクが高いかたに声かけをしましょう

身近なかたから、夜間を含むエアコンの使用や、こまめな水分補給等を行うよう、声をかけましょう。

熱中症リスクの高いかた

  • 高齢者
  • 子ども
  • 持病のあるかた
  • 肥満のかた
  • 障がいをお持ちのかた など
高齢者

高齢者には下記のような特徴があります。

  • 体内の水分が不足しがち
    高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの量を必要とします。
  • 暑さに対する感覚機能が低下
    加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。
  • 暑さに対する体の調節機能が低下
    高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。

よって、高齢者の熱中症対策の注意点として下記の3つが挙げられます。

  1. のどが渇かなくても水分補給
  2. 部屋の温度をこまめに測る
  3. 1日1回汗をかく運動
子ども

子どもには下記のような特徴があります。

  • 汗腺などの体温調節能力が未発達
  • 体重当たりの体表面積が大人より大きく、高温時や炎天下では深部体温が上がりやすい

よって、子どもの熱中症対策の注意点として下記の3つが挙げられます。

  1. 顔色や汗のかき方を十分に観察しましょう
  2. 適切な飲水行動を学習させましょう
  3. 日ごろから暑さに慣れさせましょう
  4. 服装を選びましょう

学校生活における熱中症発症は、体育、スポーツ活動時だけでなく、部活動、屋内での授業中、登下校中においても発生しています。それほど高くない気温(25~30℃)の時期から適切な熱中症予防行動を実践することや、気象状況や空調設備等の整備状況等を踏まえて活動内容を設定することも重要となります。

普段以上に「熱中症予防行動」を実践しましょう

  • のどが渇く前にこまめに水分補給をしましょう(1日あたり1.2リットルが目安)
  • 涼しい服装にしましょう

外での運動は、原則、中止や延期をしましょう

身の回りの暑さ指数(WBGT)に応じて、屋外やエアコン等が設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。

スポーツ活動をするかた

スポーツ活動による熱中症は、適切な予防処置により防ぐことができます。
日本スポーツ協会では、熱中症予防のための目安として「熱中症予防運動指針」を示しています。

熱中症予防運動指針の表

熱中症予防運動指針

スポーツ活動中の熱中症予防5カ条
  1. 暑いとき、無理な運動は事故のもと
  2. 急な暑さに要注意
  3. 失われる水と塩分を取り戻そう
  4. 薄着スタイルでさわやかに
  5. 体調不良は事故のもと

暑さ指数(WBGT)を確認しましょう

  • 身の回りの暑さ指数(WBGT)を行動の目安にしましょう。
  • 暑さ指数は時間帯や場所によって大きく異なるため、身の回りの暑さ指数を環境省熱中症予防情報サイトや各現場で確認しましょう。

労働者(仕事場・工事現場)・農作業従事者のかた

熱中症警戒アラートを受けて、各現場のWBGT値を再確認の上、作業時間の短縮や作業内容の変更等を検討してください。また、作業中のこまめな水分・塩分補給と休憩を徹底してください。吸汗速乾素材の衣服を着用する、屋内では送風機を使用するなど、熱中症予防に効果的な商品を活用しましょう。

熱中症予防関連ページ

スポーツ庁からは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止と運動・スポーツの実施における留意点等について示されています。

市内の熱中症予防協力店についての情報も掲載しています。

問い合わせ

健康推進課 地域保健係 (直通)048-930-7772

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課
〒341-8501 埼玉県三郷市花和田648番地1
健康づくり係 電話番号:048-930-7771
地域保健係 電話番号:048-930-7772
健診予防係 電話番号:048-930-7773
ファックス:048-953-7096
お問い合わせフォーム