ヒアリングフレイルをご存じですか?

更新日:2025年02月19日

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ヒアリングフレイルとは?

「ヒアリングフレイル」とは、耳の虚弱(聴き取る機能の衰え)のことです。

加齢による聴覚機能の低下により、周囲とのコミュニケーションの問題やQOL(生活の質)の低下などを含む身体の衰え(フレイル)の一つです。

ヒアリングフレイルを放置することで、認知症やうつ病、 要介護状態になるリスクが高まります。

ヒアリングフレイルの症状について

【ヒアリングフレイルの特徴】

ヒアリングフレイルにより、コミュニケーションが難しい、恥ずかしい、うまく言葉にできいなどの可能性があります。そのため、身体機能や認知機能の低下と勘違いされてしまう場合があります。また、耳の聴こえにくさに適応し、不便を感じないことも多く、聴力低下は本人が自覚しにくいといった特徴があります。

      ヒアリングフレイルの症状

引用:ヒアリングフレイル啓発公式サイト「聴こえの寿命を延ばそう!ヒアリングフレイル」

上記の症状も一見すると、身体機能や認知機能の低下にみえますが、ヒアリングフレイルの可能性があります。

ヒアリングフレイルの予防と対策

 ヒアリングフレイルは、目に見えないため気が付きにくいです。そのため、早期発見・治療と予防が重要となってきます。

家族や周囲が聴こえにくさを早期発見する

見た目には分からないものなので、耳の健康チェックリストやアプリ等を活用して「耳の聴こえ」を確認をしましょう。

医療者や介護者は音量を抑えて話すこと、離れて暮らすご家族は電話での会話が困難になることで、聴力の低下に気づくケースがあります。日頃より音声コミュニケーションを積極的に行うことでヒアリングフレイルの早期発見につながります。

「早期発見」と「治療から予防」へ意識をシフトしていく

1.かかりつけの耳鼻咽喉科をつくり早期発見

聴こえについて相談できる耳鼻咽喉科のかかりつけ医を見つけ、補聴器等のサポートを早期に行うことでヒアリングフレイルを予防、遅らせることができる可能性があります。

2.「聴覚へのケア」を意識して予防

「大音量でテレビを見たり音楽を聴いたりしない」「静かな場所で耳を休ませる時間を作る」など日頃の「聴覚へのケア」を意識して過ごしてみてください。

「耳の聴こえ」をチェックしてみましょう!

ヒアリングフレイルチェック

聴こえにくさをそのままにしていませんか?

ヒアリングフレイルの兆候があるか下の表でチェックをしてみてください。

ヒアリングフレイルチェック
  家族にテレビやラジオの音量が大きいと言われることがよくある。
  相手の言ったことを推測で判断することがある。
  外出することが億劫になった。
  会議や会食など複数人の会話がうまく聞き取れない。
  話し声が大きいと言われる。
  会話をしている時に聞き返すことが増えた。
  大きな声で話しかけられてもうまく聞き取れず聞こえたふりをしてしまう。

引用:ヒアリングフレイル啓発公式サイト「聴こえの寿命を延ばそう!ヒアリングフレイル」

※4つ以上あてはまった場合、ヒアリングフレイルの可能性があります。

アプリを活用して、聴こえをチェックしてみませんか?

言葉の聴こえは耳だけでなく、脳も重要です

聴こえにくさを感じたかた、周りのかたが聴き取りにくい様子を感じたかた、スマートフォンやタブレットで「聴こえる脳力」を簡易的にチェックできるアプリ「みんなの聴脳力チェック」を活用してみてください。

 〈App Store〉              〈Google Play〉

   AppStoreのQRコード                Android用のQRコード

こちらのアプリ詳細については ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社ホームページをご覧ください。

※「ヒアリングフレイルについて」の項目は、「NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会」の許可を得て掲載しています。(無断転載禁止)

※「ヒアリングフレイル」は、NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会を権利者とする登録商標(商標登録第6340673号)です。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課
〒341-8501 埼玉県三郷市花和田648番地1
健康づくり係 電話番号:048-930-7771
地域保健係 電話番号:048-930-7772
健診予防係 電話番号:048-930-7773
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