蜂のご相談について

更新日:2023年07月31日

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 クリーンライフ課には、蜂の巣の駆除のご相談が多く寄せられています。
 蜂の巣の駆除は原則として個人で行っていただきますが、駆除の方法などについて、ご相談をお受けしています。
 蜂は本来、人間と共存できる益虫です。ミツバチは花の受粉を助け、豊かな実りの手助けをしますし、アシナガバチやスズメバチは、農作物や草花を食い荒らす害虫を退治してくれます。
 近年、野山が切り開かれて都市化が進み、人と蜂が接触する機会が増えました。蜂は巣を守るため、近づく動物を刺して攻撃します。

蜂の巣を見つけた!

 まずは落ち着いて、観察してみましょう。巣はどんな形をしていますか?

(1)平たい円形や、お椀を伏せたような形

 アシナガバチの巣だと思われます。軒下や生垣、樹木などいろいろなところに巣を作ります。攻撃性は強くありませんが、うっかりさわったり、巣にイタズラしたりすると刺されます。特に成夏から初秋にかけては数が増え、洗濯物にとまっていることに気がつかず、一緒に取り込んで刺されたりします。10月を過ぎると急速に数が減り、やがて見かけなくなります。翌年、巣が再利用されることはありません。

 駆除するには、市販のスプレー式殺虫剤を使用します。蜂専用の、離れたところから噴霧できる物がよいでしょう。昼間はハチが活発に動いていますので、夜、暗くなってハチが巣に戻ってきたところに殺虫剤を吹きかけます。この時、あまりに近くから吹きかけると刺される場合があります。また、長時間ライトで照らし続けると、ライトに向かって飛んできますので注意が必要です。
 時間が経過した後、ハチが巣にいないことを確認して除去します。

4匹のアシナガバチがお椀を伏せたような形の巣に止まっている写真

(2)トックリを逆さにしたような形

 初期段階の、スズメバチの巣だと思われます。放置しておくと、ボール状の大きな巣に成長します。被害を防ぐには、ハチを刺激しないことです。巣にイタズラしたり、むやみに近づいたりするのは危険です。
 駆除は巣を取り除くことですが、自分で行うのは危険なので、専門家に頼むのがよいでしょう。

1匹のスズメバチがトックリを逆さにしたような形の巣に止まっている写真
数匹のスズメバチがボール状の大きな巣に止まっている写真

蜂がたくさん集まっている!

 ミツバチの分蜂、または巣分かれとよばれる行動です。
 春先になると、新しく誕生した女王バチが、大勢の働きバチを引き連れて元の巣を離れます。この時、いったん近くの木や家の梁(はり)に集まって蜂球と呼ばれる物を作ります。集まったハチは、探索バチが巣作りに適した場所を見つけてくるまで静かに待っています。いい場所が見つかると、全部のハチが飛び立ちその場所に向かいます。そして新しい巣を作ります。

たくさんのミツバチが木の枝に作られた巣に集まっている写真

蜂が家の中に入ってきた!

 落ち着いて、部屋を暗くし、窓を開けてください。ハチは明るいところや、高いところへ向かって飛んでいく習性があります。

刺された!

 傷口をきれいに洗って冷やし、安静にしましょう。針が残っていたら、毛抜きで抜いてください。万一、じんましんや呼吸困難などの症状が現れた時は、ただちに病院へ行ってください。体質によって、蜂の毒に過剰に反応することがあり、場合によっては命の危険も伴います。

  • 市では、蜂の巣を除去する時に使用する防護服を貸出しています。貸出を希望される方はあらかじめ電話の上、市役所2階のクリーンライフ課窓口までお越しください。〔電話:930-7716(直通)〕
  • なお、防護服の貸し出し条件は「1回の申請で1着、2泊3日まで」となっております。

蜂の巣の除去は、あらかじめ周囲の安全を確認して、通行人が蜂に刺されることなどが無いよう、行ってください。

この記事に関するお問い合わせ先

クリーンライフ課 環境保全係
〒341-8501 埼玉県三郷市花和田648番地1
電話番号:048-930-7716
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