義務教育BLS教育

更新日:2023年06月30日

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義務教育BLS教育に関する取り組み

BLS教育とは

 Basic Life Support(一次救命処置)を意味し、義務教育の段階から一次救命処置について学ぶことで、生命の尊さに触れ、自他を慈しむ心の教育を目的とし、応急手当実施率の向上を目指すための取り組みです。

 三郷市では、教育委員会、学校、消防が協力して平成20年度から市内全ての中学第2学年を対象にBLS教育を実施しています。また、平成25年度からは小学第5・6学年に対して救命入門コースを展開するなど、他市に類を見ない事業を展開しています。

教育の主旨・授業内容

小学生
授業名 命をつなぐまちづくり事業
主題 押して待て!いのちの安全教室
対象 小学第5・6学年
コンセプト

「芽生え」

応急手当には心肺蘇生があることを知り、生命の尊さに触れることで、生命に関する意識が「芽生える」ことを主旨とする。

時間 90分(45分×2時限)
内容
  • 1時限目
    • けがの予防、応急手当
    • 大人や救急車を呼ぶ
  • 2時限目
    • 心肺蘇生技術習得(人工呼吸とAED除く)
    • AEDの理解
    • 皆で協力することの重要性を理解する
中学第2学年へ 小学第5学年で「芽生え」、中学第2学年の「気づき」へつなげる。
中学生
授業名 命をつなぐまちづくり事業
主題 命の授業
対象 中学第2学年
コンセプト

「気づき」

心肺蘇生法の習得。しかし、技術は助けようとする心がないと活かされないことへの「気づき」。

時間 150分(50分×3時間)
内容
  • 1~2時限目
    訓練人形を用いた心肺蘇生全般技術習得
  • 3時限目
    ブレインストーミング、KJ法を用いた生徒参加型授業「気づき」
小学第5学年から 小学第5学年での「芽生え」からつながり、中学第2学年で人を助けるために一番大切なことに「気づく」。

授業実績(参考:令和元年度)

小学校
戸ヶ崎小学校

第5学年 69名

第6学年 85名

後谷小学校 第5学年 28名
高州小学校

第5学年 39名

第6学年 50名

高州東小学校

第5学年 56名

第6学年 62名

新和小学校 第6学年 157名
前谷小学校

第5学年 49名

第6学年 44名

彦郷小学校

第5学年 69名

第6学年 74名

立花小学校

第5学年 27名

第6学年 21名

830名
中学校
栄中学校 第2学年 98名
瑞穂中学校 第2学年 148名
前川中学校 第2学年 148名
早稲田中学校 第2学年 173名
南中学校 第2学年 111名
彦糸中学校 第2学年 26名
彦成中学校 第2学年 58名
北中学校 第2学年 203名
965名

授業風景

小学校

広い体育館に間隔をあけて子ども達が座っており、中央ステージのスクリーンにAEDの映像が映し出され、ステージ下に立っている消防士の男性が説明をしている様子を体育館の後方から写した写真
ステージ下で人体モデルを使って子ども達に説明している消防士3名の男性の写真
二人一組になり人体モデルを使って胸骨圧迫を行っている様子の写真
二人一組になり救命措置体験を行っている子ども達の写真

中学校

消防士の男性の話を真剣に聞いている子ども達を後方から写した写真
グループごとに分かれ人体モデルを使い胸骨圧迫を行っている子ども達の写真
グループごとに机をつけて座り、付箋などに内容をまとめている子ども達と、前方の黒板前に立っている先生を教室の後方から写した写真
手元の資料や知り得た事などを付箋にまとめている子ども達の様子をアップで写した写真

この記事に関するお問い合わせ先

消防署
〒341-0038 埼玉県三郷市中央5-45-4
電話番号:048-952-1211 ファックス:048-952-5568
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