離乳食のすすめかた(9か月~)

更新日:2024年03月18日

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離乳食の開始については下記リンクをご覧ください。

かみかみ期(9~11か月の赤ちゃん)

赤ちゃんもだいぶ離乳食に慣れてきましたね。

1日2回の離乳食がしっかり食べられるようになったら、3回食のスタートです。

食事のリズムを大切に、家族一緒に食卓を囲み食事を楽しみましょう。

ポイント1. かたさと大きさ

指でつまんで、軽く力を入れると簡単につぶれるバナナ位のかたさが目安です。

野菜などは軟らかく茹でて、粗めのみじん切りに。たんぱく質性の食材はよく加熱して、一口サイズにほぐして必要に応じてトロミをつけましょう。

ポイント2. 食事回数と時間

離乳食を1回に赤ちゃん茶碗で1杯くらい食べられるようになったら、3回食に進む目安です。

だんだんと大人と同じ食事時間に合わせてみましょう。

ただし、夕食は遅くならないように7時台には済ませましょう。

ポイント3. 栄養バランス

1日に必要な栄養の約60~70%を離乳食からとるようになります。

主食(おかゆ、軟飯、パン、麺類)・主菜(肉、魚、卵、大豆製品)・副菜(野菜類)がそろったメニューを組み立てましょう。

主食・主菜・副菜の両の割合 3:1:2の文字と円グラフ

ポイント4. 1回の目安量

1回の目安量の詳細
主食 おかゆ~軟飯(赤ちゃん茶碗に8分目くらい)
主菜 肉・魚なら(大さじ1)、豆腐なら(小パック1/3丁)、卵なら(全卵1/2個)
副菜 野菜(大さじ2~3)
油脂 サラダ油、オリーブオイル、バターなど(小さじ1弱) 使いすぎには注意!
その他 ヨーグルト 80グラム

ポイント5. 進め方のポイント

  1. 全がゆから軟飯に進める。
  2. 赤身の魚(サケ・まぐろ・かつお)の他、様子を見ながら青皮魚(いわし・あじ・さんま)へとすすめる。
  3. 鶏ささみ肉の他、様子を見ながら豚肉、牛肉などの赤身肉へとすすめる。

鉄分不足には注意!

生後9か月頃には、赤ちゃんの体内に蓄えられている鉄が減少し、鉄欠乏になる可能性があります。

この時期に鉄が不足しないように、鉄を含む食材を積極的に取り入れましょう。

例)小松菜・ほうれん草・赤身の魚・赤身肉・レバー・納豆・卵黄など

ポイント6. 食べさせかたのポイント

  1. 丸み(くぼみ)のあるスプーンを下くちびるの上にのせ、上くちびるが閉じるのを待ち、スプーンを水平に引くやわらかめのものは前歯でかじり取らせる。
  2. 食べ物にさわったり、自分で食べたがったりするのは、赤ちゃんが食べることに興味を持ち始めた証拠
     汚れてもいいようにビニールシートや新聞紙を敷くなど工夫して、手づかみ食べを少しずつ経験させましょう。

フォローアップミルクについて

哺乳瓶に入ったミルクのイラスト

フォローアップミルクは、母乳または育児用ミルクの代替品ではありません。

牛乳の代用として開発されたミルクのことです。

牛乳に不足している鉄・ビタミン・ミネラルなどを多く含んでいるので、離乳食がうまく進まず、鉄不足などが心配される場合におすすめします。

使用する場合は、9か月以降にしましょう。

牛乳は1歳を過ぎて、赤ちゃんの腸が丈夫になってから飲ませましょう。

ぱくぱく期(12~18か月の赤ちゃん)

1日3回の食事リズムを大切に、生活リズムを整えましょう。

また、手づかみ食べなどで、食べる楽しさを体験させてあげましょう。

1日に必要な栄養の75%を母乳・ミルク以外の食べ物からとるようになり、形のあるものは噛みつぶして食べられるようになります。

ポイント1. 進め方のポイント

  1. 3回食だけでは足りないようであれば、食事の補いとしておやつを1~2回、時間・量を決めて与える。
     おやつは小さいおにぎり、ふかし芋、ヨーグルト、果物などがおすすめ
  2. 母乳や育児用ミルクは、1人1人の子どもの離乳の進行や完了の状況に応じて与える。
  3. 離乳が完了しても、奥歯が生えそろう3歳頃までは、食べ物のかたさ、大きさ、味つけなどに配慮しましょう。
  4. 主食+主菜+副菜のそろったメニューに

ポイント2. 食べさせ方のポイント

  1. 手づかみ食べを十分にさせましょう。(汚れてもいいように工夫しましょう)
  2. 歯ぐきでつぶせるかたさ(肉だんご位)が目安
食事をしている男の子のイラスト

手づかみ食べについて

赤ちゃんにとって、手づかみ食べは自分で食べられるようになる練習であり、「自分で食べたい」という欲求がでてきた証拠です。

手づかみしやすいように、ご飯をおにぎりにしたり、野菜を大きく切ったりしてひとりで食べやすくしてあげましょう。

また、前歯を使って自分なりの一口量を噛みとる練習をします。

子ども用のお皿に盛り付けてあげたり、汁物は少量入れたものを用意してあげるとよいでしょう。

  • お刺身など生ものは、2歳を過ぎてから食べるのが安心です。
  • カステラなど甘いお菓子は、離乳食完了するまで控えましょう。

やわらかいごはん

煮込みうどん

豚ひき肉と野菜のスープ

野菜と魚のパンケーキ

簡単に作れるレシピ

赤ちゃんの食器に柔らかいご飯、煮込みうどん、豚ひき肉と野菜のスープ、野菜と魚のパンケーキが並んでいる写真

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〒341-8501 埼玉県三郷市花和田648番地1
こども家庭係 電話番号:048-930-7780
こども給付係 電話番号:048-930-7781
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おやこ保健係 電話番号:048-930-7827
こども発達支援センター 電話番号:048-930-7794
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