武蔵野線と三郷

更新日:2023年06月30日

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 武蔵野線は昭和48年(1973年)に8年の歳月を経て開通しました。首都圏を一周する‶第二の山手線‶として注目され、各方面への乗り換えも便利になりました。市内には三郷駅、新三郷駅の2駅あります。
 三郷駅は武蔵野線開通当初から設置されていました。三郷駅開業によってバス路線も新路線が加えられ、市内の交通網が大きく変わりました。
 新三郷駅は、昭和60年(1985年)三郷駅-吉川駅間に開業しました。
 周辺地域では、昭和48年(1973年)武蔵野線開通と同時に、みさと団地への入居が開始されました。さらに昭和57年(1982年)には、三郷ニュータウン(現パークフィールドみさと)の建設計画が決定し、人口増加が見込まれたことから、新三郷駅設置にいたりました。
 武蔵野操車場(むさしのそうしゃじょう)を挟む形で設置された上下線ホームの間隔は、360メートルあり、「世界一ホームが離れている駅」としてギネスブックにも掲載されました。
 上下線ホームは平成11年(1999年)に下りホームに統一され、現在の姿となっています。

駅構内の入り口に装飾されたお祝いの看板が設置された三郷駅の写真
駅員が立っている手前のホームにオレンジ色の車体の電車が停車している写真

 武蔵野線開通当時の三郷駅 昭和48年(1973年)

手間の駐輪場には沢山の自転車がとめられており、その奥に設置された大きな高架橋の白黒写真

 旧武蔵野操車場と新三郷駅上下線ホームをつなぐ橋 平成2年(1990年)

操車場とは

 操車場とは列車の編成や車両の入れ替え・整備などを行う場所のことです。
 操車場は主に旅客列車を仕立てる客車操車場と、各方面から到着した貨物列車を仕立てる貨車操車場の2種類があります。
 武蔵野操車場は、昭和49年(1974年)に、三郷駅-吉川駅の間に貨車操車場として誕生しました。当時の最新式システムによって稼働しており、コンピューター制御による操車場としては、日本一の規模でした。しかし、国鉄の経営悪化等の影響により、昭和61年(1986年)に廃止されました。
 平成20年(2008年)に武蔵野操車場跡地は「ららシティ」として整備されました。現在では広大な土地を活かして大型商業施設や住居ゾーンで構成された新しい街となっています。

奥に向かって貨物列車が走行している武蔵野操車場の写真

 操業中の武蔵野操車場 昭和50年(1975年)

奥に向かって線路が続いている広大な敷地の武蔵野操車場跡地の白黒写真

 操業後の武蔵野操車場 昭和63年(1988年)

奥に真っ直ぐに続いている道路の周囲にショッピングモールや工場、民家が建ち並んでいる写真

 武蔵野操車場跡地 令和3年(2021年)

武蔵野線開通記念リーフレット

 武蔵野線開通に際し、作成されたリーフレットです。

 武蔵野線は、近代的な駅務設備が積極的に取り入れられた路線です。当時、珍しかった自動改札機が全17駅中12駅に設置されたほか、自動精算機、定期券発行機なども導入されました。

 そのためリーフレットには、時刻表、運賃表、路線図のほか、自動改札の使い方や自動販売機での切符の購入方法、乗り越し精算機の使い方などが案内されています。

1.

武蔵野線開通のリーフレット表紙と運賃表

2.

自動改札のご案内と各駅でのきっぷの発売方法

3.

武蔵野線 上り・ 下り 時刻表と国電主要駅までの所要時間

4.

東京近郊区間路線図

新三郷駅開業記念入場券

 武蔵野線新三郷駅開業を記念して発売された記念入場券です。

1.

新三郷駅開業記念入場券1(表面)

新三郷駅開業記念入場券1(裏面)時刻表

2.

新三郷駅開業記念入場券2(表面)

新三郷駅開業記念入場券2(裏面)新三郷駅ご案内図

3.

新三郷駅開業記念入場券3(表面)

新三郷駅開業記念入場券3(裏面)新三郷駅周辺と三郷市

新三郷駅普通入場券

 当時の国鉄武蔵野線新三郷駅の普通入場券です。

 展示品の発行日は、新三郷駅開業日の3月14日となっています。

新三郷駅普通入場券

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